グローバル会計への対応に本腰を入れる経営基盤ソリューション「SuperStream-NX」
財務会計・人事/給与に専念するアドバンテージ
エス・エス・ジェイ(SSJ)が1995年に提供を開始した「SuperStream」は、国内で多数のユーザーを獲得し、同社の代名詞と言える製品にまで成長した。1999年にはSuperStreamを強化した「SuperStream-CORE」の提供を開始し、2009年には完全Web対応を果たした「SuperStream-NX」の財務会計機能を発表、同製品の人事給与機能も今後のリリースを予定している。現在は、これら2つの経営基盤ソリューションがSSJの主力製品となっており、導入企業数は6,200社を超え、そのうち600社以上が上場企業だ。
「当社が財務会計・人事/給与にこだわり続けているのは、これらの業務領域がパッケージ提供という形態にマッチしているからです」と、山田氏は語る。例えば、生産管理や販売管理といった業務は企業ごとに要件が異なり、パッケージソフトウェアを導入するにしても大幅なカスタマイズが必要になるケースが多い。一方、財務会計・人事/給与という業務は、ある程度定型化されているため、どの企業にもパッケージソフトウェアが適合しやすい。
また、100%パートナー経由という販売体制もSSJの特徴だ。直販を行わず、他の業務アプリケーションとの連携や既存システムとの統合をパートナー企業に任せることで、SSJは社内の全リソースをSuperStreamに傾け、その製品力をいっそう高めることができる。「1つのERPに全業務を統合するのも正しい選択だと思います。しかし当社は、それぞれの業務領域におけるベストの製品をシームレスに連携するほうが、よりよい結果を得られると考えています」(山田氏)
そうした考えの下にSuperStreamは、国内の代表的な業務アプリケーションとの連携をサポートしてきた。例えば、SuperStream-COREおよびSuperStream-NXともに、パートナー企業に対してデータベースのレイアウトやソースコードを公開しており、他のアプリケーションとの連携をよりスムーズに行えるように配慮している。「こうしたオープンな姿勢も、当社がパートナー企業に支持されている一因です」と、山田氏は胸を張る。
完全Web対応の経営基盤ソリューション「SuperStream-NX」
グループ企業の経営状況をリアルタイムで可視化
このSuperStream-NXは、完全なWebアプリケーションであるため、オンプレミス/クラウドの両方の形態で利用できる点が大きな特徴だ。また、Silverlightを採用したRIA(Rich Internet Application)として開発されており、Webアプリケーションでありながら、すぐれた操作性を実現している。同製品は当初、Microsoft SQL Server版のみだったが、2011年10月からはOracle Database版の提供も開始された。
「国内のお客様の間には、基幹業務はやはりOracleという声が根強くあります。SuperStream-COREについては、もともとOracleを使っているため、既存のお客様に対してNXにスムーズに移行できる環境を整える必要がありました。同時に、選択肢を増やすことで新規のお客様にも安心して使っていただけると考え、Oracle Databaseへの対応に踏み切りました」(山田氏)
SuperStream-NXが備える数多くの機能のなかでも特に注目を集めているのが、2011年8月末に提供を開始した「グループ経営管理」だ。「グループ企業における会計アプリケーションの使い方を見ると、個別の会計を連結会計につなぎ、決算報告書を作るということを主な目的としています。こうした使い方では、グループの経営状態を把握できるのが、せいぜい四半期ごとになってしまいます」と山田氏。
そこで、経営状況のリアルタイムなモニタリングを実現し、グループ経営の意思決定を支援するために、グループ経営管理機能を提供することになった。同機能では、会計データだけではなく、業種/業態に応じた評価項目などを設定可能。経営のKPI分析や財務諸表分析、セグメント単位での分析、各種レポートの作成といった、これまでExcelなどで担当者が作っていたような資料も最新の会計データを元にすぐに作成できるようになった。
グループ企業の形状況をリアルタイムにモニタリングできる「グループ経営管理」
国産を強みに日本企業のグローバル化を支援
山田氏によれば、これからSuperStream-NXが注力していくのは、グローバル化への対応であるという。SSJが顧客企業を調査したところ、実にSuperStreamユーザーの4社に1社が海外拠点を持っていることが明らかになった(SSJ調べ)。つまり、グローバル対応への十分なニーズがあることが判明したのだ。
「会計業務については、国際会計基準(IFRS)に準拠していこうという動きもあるなかで、どの国や地域からでも共通のシステムを使えるクラウドへの期待が大きくなっています」と山田氏。SSJはSuperStream-NXにおいて、日本語/英語に標準対応し、多通貨/基軸通貨をセットする機能をサポートするなど、グローバル対応を図る。それと同時に国産ならではの使い勝手をアピールしていくことで、海外勢が多数を占めていたグローバル会計システム市場からシェアを奪っていく意向だ。
マーケティング部
部長 山田 誠 氏
「日本企業が海外進出する際に、従来は現地の安価なアプリケーションを採用するケースが多くありました。そうした場合は、日本の本社と会計業務が切り離されてしまうため、連結時にはExcelファイルとしてエクスポートしたデータを日本に送るなど、会計上の問題が発生しやすい対応を取らざるを得ない状態でした」(山田氏)
しかも、海外の安価なアプリケーションでは、日本の商習慣を考慮していないという問題もある。一方、クラウドであれば、日本の商習慣に合致した本社と同じアプリケーションを使えるうえ、コスト的にも無理なく利用することができる。山田氏は、「グローバル化が着実に進展する今だからこそ、日本企業の会計業務を知り尽くした当社に勝機があります。これからは日本企業のグローバル化支援に本腰を入れ、その実績をひとつでも多く作っていきたいと考えています」と意気込みを語った。
企業プロフィール
エス・エス・ジェイ株式会社
エス・エス・ジェイ株式会社は統合業務パッケージ「SuperStream(財務会計・人事/給与)」を企画・販売しているソフトウェアベンダーです。1995年6月の販売開始以来、国内の中堅企業を中心に累計6,200社以上、うち600社以上の上場企業(2011年3月現在)に導入いただいています。様々な業種の業務ノウハウと日本の商慣習を充分にふまえて開発しているため、基本的にノンカスタマイズ・ローコストでの短期間導入が可能です。特に機能の充実度に関しては高い評価を得ており、費用対効果の高い基幹システムの構築を実現します。



